2019年07月12日(金曜日)
福島県飯坂温泉のなかむらや旅館から1時間以内で観光できる近代和風建築をご紹介するシリーズ第一回目は、宮城県白石市の壽丸屋敷です。入場無料。
なかむらや旅館から一般道を利用して車で約40分、母屋が大正12年、店蔵は明治中期ごろに建てられ、現在【国登録有形文化財】に指定されています。蔵の梁や桜材の廊下、洋間など見所は沢山ありますが、ここの良いところは年間を通して四季折々のイベントを開催しているところです。先日見学に行ったときは「白石和紙のあかり展」を開催しており、作品のあまりの完成度の高さに正直驚きました。現在の維持管理は「白石まちづくり(株)」のようですが、豪商として栄えた旧家を地元の方々がうまく活かしながら次の時代に繋ぐ活動に感銘を受けます。なかむらや旅館も地域のシンボル的な建物として皆に愛されながら次世代に繋げればとおもいました。当館ご利用の際の観光コースにお勧めです。
なかむらや旅館 七代目当主 阿部寛