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なかむらや

明治館三階、「鼠と葡萄」の装飾

2019年11月05日(火曜日)

今回は明治館三階客室を詳しくご紹介を致します。

お部屋は書院造、十畳、三間続きの広さで、床の間には「紫檀(したん)」「黒檀(こくたん)」「鉄刀木(たがやさん)」「黒柿(くろがき)」など貴重な唐木等を使用しており、床板にはケヤキの1枚板を使用しております。現在では手に入りにくい材料をふんだんに使用した大変贅沢なお部屋となっています。今回の写真は違い棚に装飾された「鼠と葡萄」の細工、子宝に恵まれ子孫繁栄を祈願している彫刻だと言われております。このような細工は、近代和風建築でも珍しく、社会的に成功を収めた方の住宅や別荘などに多く見られるようです(※あくまで個人の見解です)なかむらや旅館でも明治館2階のお部屋にはこの様な装飾はありませんので、やはり三階のお部屋が当館では最上位となるようです。

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ただし移動は階段になるので、シニアの方や膝の悪い方は2階の座敷を選ぶ方も多くいらっしゃいます。この装飾は非常に硬い材質の木(黒檀)に彫刻してありますので、かなり技術のいる技だと思われます。是非実際になかむらや旅館をご利用の上ご覧になって下さい。この彫刻があるお部屋ご希望の場合は【明治館三階】とご指定下さい。

なかむらや旅館 七代目当主 阿部寛