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なかむらや

民話「鶴の恩返し」の舞台

2025年09月17日(水曜日)

突然ですが、皆様は民話(昔話)と聞くと何を思い浮かべますか?

桃太郎、おむすびころりん、さるカニ合戦、花咲かじいさん、一寸法師などなど・・・。

今回は数ある民話の中から「鶴の恩返し」所縁の地域をご紹介です。

飯坂温泉から車で約1時間、山形県南陽市漆山。

この地区は有名な民話「鶴の恩返し」の舞台になったところと伝えられています。

「けっして見ないでください・・・」

美しい娘に姿を変えた鶴の言葉には魔力があり、主人公の金蔵は誘惑に負けて覗いてしまいます。

鶴が去った後に金蔵は失意の末出家したそうですが、出家先と言われているのが「鶴布山珍蔵寺」。

敷地内には鶴が織ったと伝えられる織ものや、物語がデザインしてある梵鐘など見どころ満載です。

(寺名の由来は主人公にあるらしいです)

(山門の奥には歴史ある本堂)

 

珍蔵時に隣接して資料館があり置賜地方の民俗や語り部も体験できます。

夕鶴の里資料館・語り部の館

入場料は大人330円(子供110円)

https://nanyo-bunka.jp/yuduru/temple.html

(施設内小ホールでは語り部も体験できます)

実際に私も語り部を体験しましたが、山形なまりで語る民話は情緒たっぷりでとてもお勧めです。

また参考までに全国には「鶴の恩返し」が伝わる地域が全国に240以上あるそうです。

なかむらや旅館ご利用の際には是非とも足を運んで語り部を体験してください。

なかむらや旅館 七代目当主 阿部寛