2019年04月19日(金曜日)
先日お泊まり頂いたお客様に一通のお手紙を頂きました。
そのお客様に承諾を頂きましたので全文をリンク致します。
震災直後の確か2011年3月15日、湯沢地区のなかや旅館、ほりえや旅館、そして なかむらや旅館の三軒でお風呂の無料開放を致しました。飯坂温泉の各旅館にもすぐにその輪は広がり、数日後には数十件のお宿がお風呂を開放しました。また被災した方々を避難所として受け入れも行いました。被災したお客様が言っていた言葉、「とにかくお風呂に入りたかった!」何百人のお客様から同じセリフを聞いたことか、温泉はまさに天からの恵みでした。
私達としては当たり前のことをしただけでしたので、最近は当時の記憶も薄れていました。しかしながらそのお客様に感謝の気持ちをしたためたお手紙を頂き、本当にありがたいお言葉の数々を頂戴し大変恐縮してしまいました。この場を借りまして改めて御礼申し上げます。お泊まり頂きまして誠にありがとうございました。令和を前に平成最後の心温まる出来事でしたのでここにアップさせて頂きました。稚拙な文章ですみません。
なかむらや旅館 七代目当主 阿部寛