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なかむらや

建物探訪番外編。前橋市、臨江閣(りんこうかく)

2020年02月13日(木曜日)

今回ご案内するのは、国の重要文化財に指定されている群馬県前橋市の「臨江閣」です。飯坂温泉のプロモーションで前橋市を訪れましたので見学してきました。明治17年建築、入場無料、月曜休館。詳細は下記リンク先を参考にして下さい。

https://www.city.maebashi.gunma.jp/shisetsu/1/4/18430.html

(180畳もある二階大広間⇧)

(一度に5~6人は昇降できる階段⇧)

どこを見ても素晴らしい近代和風建築ですが、圧巻は、写真1枚目の180畳の大広間!「いったい何人の宴会ができるのだろう?接客大変だな~」と考えてしまいました。職業病ですね。そして個人的に一番興味があったのは、写真2枚目の「幅広の階段」です。材質はケヤキだったと思います。なかむらや旅館は階段の幅が狭いので、お客様がすれ違う時に気を使います。この「千と千尋の神隠し」に出てくる様な幅広の階段にはとても憧れます。見学者は私一人でしたのでゆっくりと落ち着いて見学出来ましたが、閉館時間近くにお邪魔したので茶室は見学できませんでした。有名な寺院やお城等は混みあっていますが、建立100年前後の近代和風建築はどこを見学してもあまり人がいませんね・・・。見学料が無料だと逆に人が来ないのでしょうか?なかむらや旅館とこの建物は同じ観光コースでは回り切れませんが、機会があれば是非立ち寄ってみてください。もちろんなかむらや旅館もよろしくお願いします。

なかむらや旅館 七代目当主 阿部寛